県内版の味の箱舟(アルカ)

kaunet2007-12-15




最近私がエントリーを続けていたアルカと時を同じくして下記のような記事が




宇都宮大が本県の代表的な野菜の在来種を遺伝資源として保存へ
 


本県の代表的な野菜の在来種を遺伝資源として保存していく取り組みが、宇都宮大農学部の植物育種学研究室(金子幸雄教授)で始まった。在来種は、農家の高齢化も重なって消滅する心配が大きい。育種学的には遺伝資源の多様性が失われてしまうことになり、風土に合った独自の食材を確保する上でも「保存の道を探りたい」と取り組みを進める同研究室。栽培農家とともに販路の確保策などについての検討も始めた。

 県内ではかつて、大根や菜類の在来種が多く栽培されていたという。例えば日光市足尾地区の唐風呂大根、同市栗山地区の三依大根鹿沼市鹿沼菜などだ。既に途絶えてしまった作物や品種もあり、金子教授は県内の現状をつかむため、昨年末から現地調査をスタートさせた。

 これまでに栃木市吹上地区の宮ねぎや真岡市の真岡木綿、唐風呂大根、鹿沼菜などの栽培実態を調べた。真岡木綿は真岡商工会議所が観光綿畑として栽培を維持。宮ねぎも自家消費と個人販売を兼ねて十七、八軒の農家が作っているという。だが、ほとんどが一般には出回っていない状況だ。

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