名古屋の熊野屋様が放送されます

大人に響く旅



明日の放送内容

ニッポン伝統の味を守れ… その仕掛け人とは?


名古屋市東区にある「熊野屋」は、江戸時代の享保から続く老舗店。

創業時は、油商として生計を立ててきたが、30年前から調味料をはじめとした食料品の販売を開始した。「熊野屋」に並ぶ食材は、全国各地のこだわりの逸品ばかり。


純国産の大豆を使用した醤油や味噌、五島列島の純粋天然塩、沖縄の離島でつくられた純黒糖まで。すべて昔ながらの伝統製法で作られた食品ばかり。
どれも大量生産のものよりは割高だが、今ではその評判を聞きつけ遠方から買いにくる人も増えてきた。


その食材を取り揃えるのは、11代目主人の熊田博さん(59歳)。
「昔の日本で当たり前につくっていた食品を取り戻したいだけ」と、話す熊田さん。
店頭に並ぶ商品は、自らその生産者のもとへ足を運び、作り方からもすべて自分で把握している。


「僕の役目は、良い食品の販売を通して、食品の正しい知識、情報の伝達に務め、生産者と消費者を結ぶこと。小さくてもこういう店が全国に増えればちょっとは、日本が変わるんじゃないかと思ってるんですけどね。」と語る。



20年ほど前から熊野屋に味噌を置いてもらっている「東海醸造」(三重県鈴鹿市)は、約300年間、日本伝統の製法で味噌を作っている老舗の蔵。しかし、職人はわずか2名。


手間ひまがかかる分、販売価格は高額で、500g 800円。大量生産の味噌と比べ、約2倍だ。


その伝統の味噌をなんとか広めたいと考えた熊田さんは、「家庭でも簡単に作れる味噌」を提案。300年間、蔵で育った極上の麹菌(こうじきん)がついた大豆をツボとセットにして一般家庭に売り出そうというのだ。


「昔はあたりまえの様に自分の家で味噌作りをしていたもの。自分で作ることで興味も湧いてくると思うし、何より作り手の苦労がわかってもらえる。」と熊田さん。
果たして、大量生産の食品が氾濫する今の世の中で、昔ながらの味噌は受け入れられるのか?
 (ガイアの夜明け予告より)


日光 天然の氷 四代目徳次郎」の氷を販売しているようです。