日光の名所が

kaunet2009-03-08



赤字リフト、夏に方向性 日光市霧降高原(3月9日 05:00)

 


【日光】赤字経営が続く公営企業の市霧降高原リフト事業所について、市は四月に地元関係者も参加した検討委員会を立ち上げ、今後の方向性を決める。累積欠損金が八千万円に上るなど、独立採算の企業会計継続は困難とみられ、指定管理者制度への移行や民間委託なども検討される見込みだ。周辺整備の在り方も含め八月ごろには基本構想をまとめる。

 リフトは旧日光市時代の一九六五年、スキー場開設とともに設置。翌年からは夏山営業も始めた。ニッコウキスゲの名所で、ピーク時の利用者は年間約二十万人に達した。

 だが経営の悪化で二〇〇四年からは冬季営業を休止。約六万八千人が利用した〇八年度は黒字が見込まれるが、利用者の減少傾向で苦しい経営は続き、老朽施設のリニューアルもできない状況だ。

 市は昨年二月、庁内に検討委を設け対策を協議。新年度はこれを発展的に解消し、地元関係者も交えて今後の方向性を話し合う。遊歩道など周辺整備についても検討する。

 庁内の検討委では閉鎖の話も出たが、市日光総合支所観光商工課は「観光資源として認知されている」として、何らかの形で事業自体は残す方向だ。だが民間委託を目指す場合、老朽施設や未処理欠損金が課題になる。

 地元観光施設などでつくる「霧降を元気にする会」の山本智之会長は「古いリフトを撤去して遊歩道にしただけでは、今まで以上のことは望めない。リフトのリニューアルも含め、何らかの移動手段は必要だ」と話している。


「霧降を元気にする会」「日光森と水の会」などの動きで活発化してきたと思っていたのに道標だってできてきたのに・・・・・・・・・?