味の箱舟

kaunet2007-12-03



   認定品目  ハタハタ(鰰)のしょっつる
  主な産地:秋田県沿岸部(八森、男鹿、象潟地区)




秋田音頭にも謡われ、江戸時代以前から年貢や献上品として扱われていたハタハタ。体長が15〜25センチメートル、弾力がありぬるっとした食感で、塩焼きや飯寿司にして食べられる。ハタハタを塩とともに数ヵ月漬け込んで作られる魚醤・しょっつるは、発酵の過程を経て豊富なアミノ酸を含むことから濃厚なうまみがあり、鍋物や貝焼き料理の調味料として使われる。かつては各家庭で作られていたしょっつるだが、嗜好の変化により生産量・消費量とも減っており、後継者不足も深刻な問題となっている。 (47137)