いよいよ本番

kaunet2008-04-06



4月6日付け 下野新聞  SOON

首都圏に販路拡大を狙い日光の天然氷を初出展
 



【日光】地元で生産される天然氷の販路拡大を狙って、都内で九日から開催される食品の専門見本市(第5回 デザート・スイーツ&ドリンク展  9日〜11日)に日光の天然氷が出展される。首都圏をターゲットに日光の天然氷をアピールする一方で、「氷を通して日光をもっと知ってもらいたい」と、初めての挑戦に市内の有志たちは意気込んでいる。

 天然氷を出展するのは、所野の山本雄一郎さん(57)を中心にした有志約十人

 山本さんによると、日光の天然氷は大正時代から約百年の歴史を持ち、かつては各地で生産されていた。現在は国内五カ所で生産されるにとどまり、そのうちの三カ所は日光に集中しているという。

 山本さんは、経営する観光施設の飲食部門で天然氷を使っていた。しかし、二年前の冬に生産が中止されると聞いて、伝統を受け継いだ。

 初めて販売に踏み切る今年は、一月と二月に氷を切り出し、百六十トンを生産した。ところが、天然氷は主に市内で販売されているため、ほかの二軒の業者と販売先が競合。

 それなら販路を首都圏に求めようと、見本市への出展を決めた。