洞爺湖とは
“G8サミット”が7月7日から北海道洞爺湖畔で開催されます。
│この会議で、世界中の注目を集めることとなった、「洞爺」の名の │
│由来は、アイヌの人々がこの湖を「キムン・トー」(山の湖)と呼んで│
│いたのを、後に和人が「トー(湖)ヤ(岸)」と命名したもの。 │
│また、かつては蝦夷地と呼ばれた「北海道」ですが、その名付け親は、│
│明治の北海道開拓判官、松浦武四郎。彼は、アイヌの人々との共存を │
│めざし、地名にもアイヌの言葉を尊重しました。そこで考案したのが │
│「北加伊道」。「加伊」(カイ)とは、アイヌ語で「自分たちの地」 │
│という意味を含んでいます。また、ある村の長老から、「カイナー」が│
│「男」、「カイ」が「この国に生まれた者」という意味であると聞き、│
│この名称がふさわしいと考えたようです。 │
│地球環境をめぐる問題が大きなテーマとなっている今回のサミット。 │
│トー(湖)のほとりで眠る古人たちも見守っていることでしょう。 │