日光第二弾

 



歌舞伎公式ウェブサイト「歌舞伎美人」




日本には、さまざまな「伝統的な手法」で作られるものがある。その多くが今、後継者不足や機械化の波にのまれ、消え去ろうとしている。だが技術は一度途絶えると、復活することは非常に困難だ。惜しい、なんとしても“この土地だからこそ生まれた技術”を守りたい。そんな思いで、極寒の季節の氷造りにひたむきに励む人たちが、日光にいる。泡のない美しい天然氷には、清冽な水の甘さが凝縮されており、お酒によし、かき氷によし。きれいな水が湧き、冬の寒さは厳しいが雪はそれほど多くない土地が生み出した、日光の天然氷だからこその味だと、作り手は胸を張る。平成の今も、伝統的な手法を守り伝える人々の熱意を受けて、氷はきらきらと輝く。


歌舞伎公式ウェブサイト「歌舞伎美人」より