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kaunet2010-06-10

徳川埋蔵金会津に」 謎解き本出版 宇都宮の元気寿司元社長・山中さん
(2009年11月18日 05:00)
 【宇都宮】回転ずしチェーン元気寿司の元社長、山中広稔さん(58)=睦町=が随想舎から「謎解き紀行 徳川埋蔵金」の下巻「会津に眠る一千万両」を出版した。地中深く眠る財宝の在りかを、山中さん独自の視点で推理している。

 山中さんは2006年に企業生活にピリオドを打ち、ライフワークとしてきた「徳川埋蔵金」の執筆活動入った。07年10月に上巻「かごめの歌に隠された秘密」を刊行しており「2年がかりで下巻を出せた。多くの方に楽しんで読んでいただければ」と話している。

 山中さんは、もともと「いろは歌」「かごめの歌」などに隠された言葉の謎に興味を持っていたが、15年ほど前に、群馬県赤城山日光東照宮などを中心とした埋蔵金を特集したテレビ番組を見たことで埋蔵金に関心を持った。

 上巻では、かごめの歌に隠された謎解きに挑んだほか、京都の知恩院東本願寺、二条城、南禅寺などを訪ね歩き、独自の歴史観埋蔵金の謎に迫っている。

 下巻では日光東照宮や大猷院、会津地方へと足を延ばし、徳川埋蔵金の行方を指し示す暗号をたどりながら、財宝の在りかを探った。

 特に「会津磐梯山の歌」と「小原庄助さんの歌」の歌詞を解読。埋蔵金の隠された場所を会津磐梯山の山すそで、猪苗代湖のそばにある猪苗代町の「土津神社」内の「会津藩初代藩主・保科正之公の墓」と特定した。

 山中さんは「掘り出すまでは分かりませんが、真実であることは残された歴史遺産や資料からも明らか。一千万両は純金の時価換算では5千億円。発掘して日本のために活用してほしい」と話している。

 A5判で上巻は232ページ、1575円(税込み)。下巻は360ページ、1890円(同)。