味の箱舟

kaunet2007-11-25




  認定品目  米沢の雪菜



雪菜は、米沢藩主(上杉鷹山公)が考えだし、栽培を進めたといわれている伝統野菜。上杉藩と縁の深い新潟県から色々な品種を取り入れ、その後栽培農家の工夫が重ねられて、現在の「雪菜」が育成されている。収穫までの期間が長く栽培に手間がかかるが、昔から野菜の少ない旧正月の頃に珍重され、生の雪菜を湯通しして漬ける「ふすべ漬け」などに利用されてきた。生で食べると癖がなくほのかな甘味がある。生産者の高齢化が進み、米沢市上長井雪菜生産組合以外では減少。また、大量生産ができない。雪菜の存続のために、生産への支援と「ふすべ漬け」など地域独自の調理法を伝えていくなどの取り組みが必要となっている。 (44835)