国策の失敗?

kaunet2007-12-06



2006年、牛乳の消費減退にともない深刻な牛乳あまりとなりました。ミルクが廃棄されている様子がテレビなどでも何度も放映されました。
牛乳あまりの対策として農水省の指導のもと生乳の減産が進められてきました。


具体的には乳牛を処分して乳牛を減らして来たのです。


乳牛を減らした結果、生産量の少なくなった生乳はまず飲料用となり、次に液状乳製品(ヨーグルト等)に回され、最後に固形乳製品(バター、チーズ等)に供給されます。そしてまた製品となったバターはバイイングパワー(購買力)の強いスーパーなど大手量販店に優先的に供給され、それから大手製菓メーカー、そして最後にメーカーにとって利益幅の少ない業務用バターという流れになります。


一方、海外の乳製品も量が不足しているため急激な価格高騰となり、輸入量が減少しているとのことです。今年の夏の酷暑により乳の生産が落ちたことも要因のひとつです。


このような事情から国内乳製品メーカー全てで大幅な品切れを起こしており、やむを得ず出荷制限を始めている状況となっております。


この状況はすぐに改善される見込はなく来年以降も継続されると予想されています。
安定するのは2010年の秋頃になるかも? (47858)


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